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新型コロナウイルスに関連する心筋炎

2019 年以降の新型コロナウイ ルスに関連する心筋炎は疾患そのものによる心筋炎とワクチンによる心筋炎に分けられます.その頻度は0.01%(171,481 人中 256 人)と の報告があります。一方、ワクチンによ る心筋炎 / 心膜炎の頻度は,100 万回投与あたり 2 ~ 3 人 と報告されています。その機序は直接的な心筋傷害、間接的な心筋障害(サイトカインストームを介した 心毒性と心臓の構成成分に対する自己免疫反応を誘発する ことによる)があります。急性心筋炎の症状は,感冒様症状(呼吸器症状,消化器 症状)と心症状(胸痛,心不全,不整脈)に大別され,しば しば併存します.心エコーは有用な検査となります。

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